8/22(水) 予選
この日は、台風の影響でWGのイベントもいろいろ中止になっており午後からは雨風もひどくなって来たので、お客さんは少なかったです。開会式で、スカート付レオタードを着ている選手ばかりなのを見てびっくり。やっぱり見映えがして、かわいいから人気があるのかなあ、と思いました。
その後、団体の徒手と男子新体操のエキシビジョンがあり、アテネ団体に向けて、募集をかけたメンバーでの演技が披露されました。六人で演技していましたが、手具を持ったらどうなるのかなーと期待させられるドラマチックな動きに、今後が楽しみにです。
そして種目別演技へと移りましたが、なんとベラルーシから審判員としてルキヤネンコが来ていたのです。現役時代と全然変わっておらず、栗色の長い髪に小さな顔!かわいかったです。(年上だけど)審判席がすぐそこにあって、休憩時間にほん近くを通るので、ドキドキしてしまいました。
演技の方は、ロープ ― フープ ― ボール ― クラブの順で行われました。新ルールでの初めての国際大会の演技に、私は目が点状態。今までの新体操と違って、とにかくジャンプして回転してバランスしての連続!いったい一分半のなかで、両足が床についている時間はどれくらい?という感じでした。
選手の方も大変そうで、ふらつく場面もたくさん見られました。またこれだけ、身体の動きのテクニックと筋力が必要とされているせいか、手具を持っているだけで、飾りになってしまっている印象も受けました。ただその中でも、チャシナはダントツすごかったです。
私はあまり彼女の演技を見た事がなく、バランスのいい選手だなーという位の認識だったのですが、一気に大ファンになってしまいました。とにかく動きがしなやかでダイナミックなのです。彼女はあまり身長は高くなかったのですが、手足が長く、ジャンプもすごく高いし、大きな投げ技も多い。新ルールの中であれだけ動き回りながら、手具がとまることなく動いており、遊び的な表現も取り入れている。音楽ともバッチリ合っており、会場も盛り上がりました。ホントに素晴らしかったです。30点満点で29点台が二回出ていましたが、妙に納得してしまいました。個人的には、フープとクラブの演技がお気に入りです。
同じロシアのウチュアシェアは、柔軟性が特徴の選手。きっとこれから活躍するのでしょうが、まだ若いせいか、手具操作や技から技への移る時など、たどたどしい部分が多かったです。初期のカバエバやバテリシナのような印象を受けました。それにしても、どうやったらあんなに柔らかくなるんだろう?
ベラルーシのトカチェンコは、身長も高く、スタイル抜群の選手。ジャンプや大技を決めるとかっこいいのですが、その分バランスやターンでふらつくとそれも目立ちました。独特の雰囲気もあるのですが、まだラスキナほど強烈ではなかったです。昔はウクライナの方にいた選手と聞いているので、 両国の好いところを取り入れて、がんばってほしいと今後に期待しています。でもあれだけ身長があると、スカート付レオタードはイマイチかも…。オールタイツの方が似合ってました。
今回特にうれしかったのは、スペインの二人の演技が見れたことです。特にシドは大好きな選手だったので、感動でした。彼女の工夫された様々な手具操作と、音楽にピッタリあった表現力豊かな演技に会場もノッていて、観客の手拍子は一番大きかったと思います。見ていて一番楽しかったです。BSでは一種目しか放映されなかったのが残念!ボールの演技のラストで、座って前後に開脚し、さらにその状態から前足を上げ、その上をボールを前から後ろに転がしていました。すごい技でした。一方のドミンゲスも、スペイン独自の新体操を見せてくれていました。やっぱり情熱の国のせいか、盛り上がる構成が多いのがいいですね。現在のコーチはビトのお母さんだったので、今後楽しみです。ただ細かいミスが多いのが残念でした。そして彼女の顔の小ささには驚きました。
日本の二人も、地元での国際大会ということもあり、声援を受けてがんばってました。村田さんはシドニー後、すごく成長したと聞いてますが、特にジャンプとターンは、素晴らしかったです。何回まわるんだろう?という感じでした。クラブの演技に代表されるような、彼女の明るく楽しい演技が良かったです。横地さんは大人っぽい感じが出てるなあと思いました。線の細い印象があったのですが、演技や動きは力強かったです。
その他の選手では、アメリカのハワードが印象に残りました。新ルールでどの選手も、座位でのバランスやターンを必ず取り入れているのですが彼女はこれが得意らしく、強い筋力を持っており、どの演技にも全面的に構成に入ってました。踵を上げたままの座位状態でのバランスなどは、見ている方がアキレス腱切れそうでした。彼女は新ルールで高得点を獲得している、選手の一人でしょう。
8/23(木) 決勝
台風も無事通過し、予選と違ってほぼ満員のお客さんでした。ただ選手達は予選の疲れからか、精彩を欠く演技ありました。トカチェンコなんかは、予選の方が好い演技だったと思います。
新ルールは選手の身体にそうとう負担をかけるらしく、翌日読んだ秋田の地元新聞に、「決勝の練習時間を二回与えれていても休む選手がほとんどだった」と書いてありました。そんな中チャシナが、安定した演技を見せ、四種目とも優勝しました。
悲しかったのは、表彰式。最後の選手退場の時に、アリーナにいた私は、チャシナの写真を撮るべく、反対側の裏アリーナまでダッシュし、選手入り口に戻ろうとしている彼女をバッチリ捕らえ、シャッターを切ったその瞬間!前を一人のおじさんが通過したのです。私のカメラに映っていたのは、そのおじさんの背中…。もちろん何枚か写真は撮ったのですが、ベストショットは撮れませんでした。
こうして私のワールドゲームズは終わりました。楽しかったですが、やっぱりルールが変わるたびに、感じる違和感が大きくなっているのは確かです。
(01/09/08)
