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イオンカップ2002 最終日

今日は最終日ということで、写真を多めに載せることにします。今年のイオンカップも無事に終了しました。日本で開催される年に一度の大きな国際大会だというのに、大会間近になっても自分の気持ちがあまり盛り上がらず、どうなることやらと思ったけれど行ったら行ったでそれなりに楽しんでしまうものだなと、今振り返って思う。今回の観戦で楽しみにしていたのは、何といってもシモナ・ペイチェバの演技だったが、自分が毎回レフスキーの選手達を応援しているのは、それはただ昔からのファンであるブルガリアの選手だからというだけでなく、音楽の動きの一致を大切にしていることや手具操作の面白さ等、新体操の醍醐味を見せてくれるからであり、何より見ている人を楽しませてくれるからであった。でも難度をたくさん入れなければならないルールに変わってから、レフスキーの演技も段々そのように変わって来てどうしても物足りなさを感じてしまうというか、以前よりも感動することが少なくなって来ていることも事実だった。上を狙うには仕方ないのかもしれないけれど…。それこそ、名前で応援しているわけではないといいながら、レフスキーの選手だからといって、半ばムキになって応援してるのかも…とすら思える時もある。実際、3日間通して見てもっとも心を揺さぶられたのは、リトミカ(カナダ)の選手達の演技だった。上位のクラブの選手達に心から共感することが出来ないことに、一抹の寂しさを覚える。うーん、どうも観戦して時間が経ってから書くと、テンションが低くなって辛気くさい文になってしまっていかんなー。

右上の写真は、レフスキーのジュニア、ヨルダンカ・アンドノバのフープ。彼女は表情が豊かでとても楽しそうに演技しているところに好感が持てます。

個人総合で4位になったシモナ・ペイチェバ。今日も軽快な演技を見せてくれました。クラブは民族調の音楽を使ってとてもかわいらしい。彼女は本当に小さいのだけれど、動きが速くて次から次へと繰り出す技が小気味よく決まります。手具の操作もスピーディで、大きな投げ技もたくさん入っているが、ほとんどミスらしいミスがないのが彼女の強みだと思う。ずっと安定したいい演技をしていたにもかかわらず、1日目、2日目とも思ったより点が伸びなかったのは気の毒でさえあった。最終日になってやっと27点台が出るようになったのがせめてもの救いかと思ったが、最後の演技だったボールでは25.800とまたしても低く抑えられてしまったのは一体何がいけなかったのだろうか、本当に採点の仕方が良くわからない。3位になっていてもおかしくなかったと思う。

ディナモ(ベラルーシ)のスベトラーナ・ルダロバ。彼女は自分の雰囲気を持っている選手だと思う。この日はボールで大きなミスがあったが、写真のフープはとても良い出来だった。インナ・ジューコバは昨年初めて見た時もそれほど印象に残っていなくて、今年も大きくイメージが変わったわけではないが、かなり強くなったなぁと思いました。動きだけを見ていると、ベラルーシ選手特有のメリハリの付け方、強弱がはっきりしているというよりは、曲線的な感じがする。昔の西ドイツの選手のようなふわふわしたした動き方に似ていると思いました。MGキック等の体の反りの姿勢は非常に美しいなぁ。

デルギナスクールのタマラ・エロフェーバは、最終日になってやっと調子を取り戻したように思いました。ただ、以前のような伸びやかさが無くなって来ているのが少し気になるところ。タマラは、一昨年のイオンカップで見た時の印象が非常に強く、フロアから飛び出しそうなくらい迫力のある演技を披露してくれたものですが、その時の素晴らしさと比べると今は少しジャンプ力も落ちて来ているように思われる。逆にアンナ・ベソーノバは、最初の2日間の方がよい出来だった。今日はミスがぽろぽろと出てしまったのが残念。

ダウレット(カザフスタン)のアリーヤ・ユスポバのクラブ。ちょっと人間とは思えないスタイル。体の構造はどうなってるの? 私にはガガンボ(蚊のでっかい奴みたいな虫)が飛んでるみたいに見えたぞ。特にフープの最後のポーズなどは、両足がトンボの羽みたいだったなぁ。これは今度写真をアップするのでその時に見てね。彼女はとても足が長いけれど、まだそれを持て余している感じで、動きもちょっとたどたどしい。ロシアで練習しているということで、演技の音楽も過去にカバエバやバルスコバ、ザリポバが使用していた曲ばかりなので、どうしても演技に彼女独特の個性というものが感じられず、ロシア選手のコピーに見えるという印象は否めない。身体能力の高さはさすがに目を見張るものがあるのでそれなりに評価はもらえるだろうが、これから自分なりの演技のスタイルを見つけなければ、もっと上位を狙っていくのは難しいだろう。

ジュニアの個人総合で3位に入る健闘を見せたRG.Cデジョバイス(チェコ)のドミニカ・チェルベンコバのクラブ。チェコといえば、昔から新体操の強い国であった。伝統的に脚の強い選手が多かったと思う。最近はあまり国際大会で上位に入ることは無くなっていたので、チェルベンコバ選手はこの先の成長が楽しみである。脚のラインがとてもきれいで、バランスをするととても見栄えがする。演技自体はあんまり印象に残っていないけれど。過去オリンピックに3回出場したレンカ・オーレロバ選手の進化版、というところでしょうか。オーレロバも脚がまっすぐでとても綺麗だったのを覚えている。

ディナモ(ベラルーシ)のバレリア・クリルスカヤのクラブです。今日もとても良い演技が見られました。ジュニアの個人総合では2位でしたが、個人的には彼女が一番に相応しいと思いました。1位になったガズプロム(ロシア)のオルガ・ペスキシェバはとてもミスが多かったが、採点にはあまり影響がない。たとえミスがなくても、この選手のどこかいいのか私にはわからない。やっている難度の高さと、オリジナルを持っているので価値が高いことは理解できるが、どうも動きがのそのそとしていて躍動感が感じられないのが致命的である。ジュニア選手はもっと元気よく演技して欲しいなーなんて思うのは、私の希望だけれど覇気のない演技って見ていて本当につまらんのよ。だからクリルスカヤやアンドノバはとても好きでした。

アリーナ・カバエバの個人総合優勝にはかなり疑問が残るが、クラブの演技は彼女の4種目の中では一番好きな演技です。右の写真は練習中のもの。

今回のイオンカップの結果について、特にこのカバエバやチャシナなどのガズプロムについてどうコメントすれば良いものかと、ちょっと気持ちが進まなくてずっと放置していたんだけれども、やっぱり少しは書いておこうかなーと思った。カバエバの演技の出来は、最終日になってもあまりよくならなかったと思う。クラブではミスなくまとめて大いに盛り上げたと思うが、その他のボール、フープ、ロープに関しては、かなり実施のミスが多かったと思う。バランスでのふらつきやピボットがきちんと回りきれなくて軸がぶれているのをごまかしていたり、手具の投げ受けの特に受け方がきれいでなく手具がぶれたりするのが非常に気になった。オリジナルでの加点や、難度のレベルの高さといった元々の持ち点が高いために、実施でミスをしてもそれほど点が下がらないと言うことだが、本当に実施できちんと引かれているのかも怪しいものである。なぜなら、

以下続く

>> 戻る Last Update : 2002/09/21