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思い出の名選手達

  ビアンカ・パノバ   1970.5.27 生まれ(活躍時期:1984-1989)
  Bianka Panovaパノバは「わびさび」の精神を感じさせる演技をする人だと思う。なんのこっちゃという感じですが。とにかく無駄を省き、少ない言葉でものの本質を突く、というような俳句の風情を持った選手だったと思うんですよ。白いレオタードだけで、どの種目も全くイメージの違う演技を表現できる希有な存在であった。彼女を形容するのに、「白い妖精」という言葉が1番似合う程、その演技は人間を超越していた。好きな演技といっても全部好きなので選択に困りますねー。最近の新体操しか知らない人が、もし彼女の演技を観たらかなり新鮮に映るのではないでしょうか。というより、若い人にこそ1度パノバの演技を観て欲しいなと思います。彼女は私にとって1番思い出深い、そして歴代の選手の中でも最も素晴らしく、最も美しい選手だと思っています。 現在はベルギーでコーチをしている。
  主な成績
  1985年世界選手権個人総合3位 種目別リボン優勝
1986年ヨーロッパ選手権優勝
1987年世界選手権個人総合優勝 種目別ロープ、フープ、クラブ、リボン優勝
1988年ソウルオリンピック4位
1989年世界選手権個人総合2位 種目別ロープ、フープ優勝
  ベスト演技
 
1) 1988年 クラブ:ショパン「別れの曲」
やっぱりこの演技ははずせない。そして、別れの曲を聴くと必ずこの演技を思い出してしまうのです。このクラブにまつわる彼女の裏話を知ってしまったら、どうしても肩入れしてしまいます。演技の終盤にある問題の超大技(後方に2本投げ→ローリング→背筋姿勢のまま受ける)は、他にやった選手をみたことがない。この技がなくても充分に満点の出る難易度の高い構成だと思うが、しかしこの技があるからこそ価値があるのだともいえる。ソウル五輪では優勝候補といわれながら、この技で失敗しメダルさえ取れなかったが、かえってそのことがこの演技が多くの人に記憶される要因になったのではないだろうか。
2) 1988年 ロープ:? 弦楽器
全ロープの中でも最高傑作に数えられると思う。出だしから険しい表情で始まり、強さと激しさを全面に出した作品。追いつめられるような、内面の葛藤を思わせる構成は、さながら1本のドラマを観ているようだ。切り裂くような弦楽器の旋律と、鬼気迫る表情にただただ圧倒されてしまいます。これまでどちらかというと、強さというより優雅さ、繊細な美しさで見せる演技が多かっただけに、余計に鮮烈な印象が残っています。
3) 1987年 フープ:ドビュッシー「月の光」
静かな曲に合わせ、全てが全て計算され尽くした動き。粗が目立ちやすいので、まず普通の選手ならこの曲では間が持たないだろうが、彼女はこのような無駄をそぎ落とした曲でこそ真価を発揮する。1分30秒がこんなにも短く感じられるものだろうか。彼女のしっとりと魅せる個性を存分に堪能できる。
  ビアンカ・パノバ全演技
  *現在コメント作成中です。
 
1984年
  • フープ:
  • ボール:「マルチェロの主題による協奏曲」J.S バッハ
  • クラブ:
  • リボン:
1985年
  • ロープ:
  • ボール:「序奏とロンド・カプリチョーソ」サン=サーンス
  • クラブ:「カリンカ」ロシア民謡
  • リボン:「白鳥の湖」チャイコフスキー
1986年
  • ロープ:"Sono un Italiano" Toto Cutugno
  • ボール:ギター曲
  • クラブ:「タイスの瞑想曲」マスネ
  • リボン:ブルガリアの民族楽器
1987年
  • ロープ:ルーマニア民謡
  • フープ:「月の光」ドビュッシー
  • クラブ:
  • リボン:ピアノ
1988年
  • ロープ:弦楽器
  • フープ:"Mi Nino Curro" パコ・デ・ルシア
  • クラブ:エチュード「別れの曲」ショパン
  • リボン:ピアノ
1989年
  • ロープ:ドラム&ピアノ
  • フープ:ピアノソナタ「月光」ベートーベン
  • ボール:"Stop" Sam Brown
  • リボン:ブルガリア民謡アレンジ
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